防衛医科大学校、慶應大学医学部、東京医科歯科大学医学部医学科(前期)に落ち、琉球大学医学部医学科(後期)に受かった。慶應と医科歯科に落ちた主な2つの原因は、僕のおっちょこちょいな性質(とそれに対する対策の不足)、そしてセンター後に受験校を東大理三から落としたことによる情熱の欠如である。以下、中学・高校生活、教科ごとのアドバイス、感謝について順に記す。読みたいところを読んでもらい、役立てて頂ければ嬉しい。
- 中学・高校生活(昭和薬科大学附属)
- 部活:男子バスケットボール部(中1春‐高1夏)
- 課外活動:HLAB 2012(高1夏休み)、物理チャレンジ本選(高2夏休み)、数学オリンピック
- 本選(高2春休み)、第3回科学の甲子園 全国大会(高2春休み)、化学グランプリ予選(高3海の日, 九州支部長賞)
- 予備校:AGORA(高1‐高3)、東進衛星予備校(中3-高2)、東進ハイスクール(高3)、EX進学教室(小4-中2)
- 英検:3級(中2)、2級(中3)、準1級(高2)
目標を成し遂げられると心底感じることが、何をするにしても重要だと考える。まず、(多くの薬科生と同じように)親に勧められて入学した。先に書いておくが中学でも高校でも定期考査の成績は、1年次50番、2年次30番、3年次20番付近であった。中2くらいからは、ためにならないと感じる授業は聞きつつも、授業中自分のことをするようになったと思う。学校の勉強をこなすくらいしか学習していなかったが、中3のとき、多読を始め、学校の新書を読む授業を通して読書のおもしろさを知った。多読は徐々に読める本のレベルが上がっていくのが楽しく、読書は様々なジャンルの話や色んな人の考えを知ることが出来ておもしろい。高1で参加したHLABという国際交流プログラムでは、英語がペラペラだったり、沖縄出身でもないのにオスプレイにやたら詳しい高校生、社長やアナウンサーなどに会った。これでもっと自分で学ぼうと感じ、自分の好奇心に合わせて学ぶようになった。そして、高1のときの同じクラスに中3から物理チャレンジに参加し続けていた同級生がいたので、次年度の物理チャレンジに向けて東進衛星予備校の物理の授業を取り、高2の6月までに1通り高校物理を通した。物理チャレンジ予選では、実験課題に対して様々な方法を立案し、綺麗な結果が得られたときは大きな達成感を得た。物理チャレンジ本選@筑波大学では、全国のハイレベルな高校生や学問をするとても元気なオジサンたち(岡本先生のような方々が何十名いた、考える人は若い!)と会った。それらの高校生らは、独学で物理を学んでいる人が多く、ゲームもとても強かったりと、尊敬するところが多かった。高2の7月からは大学への数学の学力コンテスト(略して学コン)を出すようになり、じっくり考えることが増えた。毎月提出の物理チャレンジの添削課題もあっておもしろかったのだが、あまりにもレベルが高かったので結局1回しか出せなかった。高3は演習を繰り返していた。身に付けたと思っても演習をすると出来ないことばかりである。その度に基礎に戻り、徹底的にわかる(と感じる)まで反復した。僕は見たことある問題をするのが好かないため、どの参考書も2周くらいして新しい参考書や模試の過去問を利用し、ペンキが薄くならないうちに塗り重ねる感覚で力を上げていった。本も1週間に1冊以上のペースで読んでいて、週末の午後は読書のみという日も高3では多々あった。
教科ごとについて
数学
大学への数学:「1対1」は基礎、これをすらすら解けるようになるのが第一歩 それから、「月刊大学への数学」の学力コンテストでは、熟考する力が付き、熟考するからこそ、解説読んだときなどにあはーとなって武器(数学の武器)が増える。
薬科: 皆(博邦先生の自習課題は高2の1年間した)
AGORA: 岡本先生 何が出来れば問題が解けるか、それでも別解を多数紹介してくれた 自分の頭の中にある(高校)数学に関する内容を引き出せる状態にしておかなければ解けない問題を持って来てくれ、力がついた。
物理
「物理のエッセンス」で慣れ、「難系」(ニュートンプレスは、雑誌NEWTONを発行している!) で基礎を徹底し、「理論物理への道標」で演習
東進 苑田先生:高校の指導要領では高校物理で微積は使っていけないことになっているそうだが、本来物理と数学は切り離せない、切り離してはいけない 苑田先生は、微積を使って古典物理(高校物理)をしっかり教えてくれる(何でも、基礎!が一番難しい) 程度の高い問題(基礎からしっかりわかっていないと何も出来ない)をつかってくれるので、東進東大特進もおすすめ
化学
原点からの化学シリーズ:何といってもこれ!なぜ?を大切に、しっかり説明されている
「高校からの化学入門」(4冊):おもしろい!そして何だかんだ、入試にテーマとして使われる話が多く書かれていたりもする。専門的な内容もばんばん出てくるから、同じところを何度も読んだりWikipediaで調べたりして、読了するのに頗る時間はかかるけど。
東進 鎌田先生:東進東大特進でお世話になったが、テキストの層が厚い。頻出事項が網羅されているだけでなく、テキストにはちょくちょく反応のしくみなんかも書いてある。
英語
「鉄壁」:表紙に東大とあるだけで敬遠される単語帳。とってもいいのになあ 同級生は結局、高3になって買う人が多かった。これをすれば入試に出てくる単語で知らない単語はほぼなくなる(ほぼというのは、少し単語が偏っているのは確か)。
「CDで覚える入試頻出英文1960」:これで文法で困ることはなくなる。
AGORA 座波先生:文の読み方を教えてくれた これで英語が読めるようになった。
僕の場合、高2で英検準1級とるために対策したこともあり、高2くらいから読めているのに問題を解く意味が薄く感じられ、好きな洋書を少し読んでた 長文の問題集も少しやって、単語帳をする日々に(単語帳すら高校3は全然しなかったけど)。
国語
「実力トレーニング 古文単語」「標準新古典文法」「古文解釈の方法」「漢文早覚え速答法」「文脈で学ぶ 漢文矩形とキーワード」
AGORA 上江洲先生:いつも考えた。出題者目線。
感謝
両親:学ぶチャンスまでくれる。ありがとう。これからもよろしく。
座波先生:総合的に助言をしてくれた。英語を授業で読めるようにしてくれた。ありがとうございます。
岡本先生:いつもズバっと授業、アドバイス。本も色々貸していただきました。ありがとうございます。
上江洲先生:AGORAという場を作ってくれた。「自分らしく義仁をアピールする 大作戦」が後期で受かったか怪しい。ありがとうございます。