私は、沖縄県立開邦高校出身の安里泰貴です。神戸大学法学部法学科に現役合格しました。
簡潔にですが、「現代文」という分野について書きます。上江洲さんのおかげで私は、「現代文」への取り組み方を学ぶことができました。そこで、個別指導を通して得たことを少々、、、。現代文への取り組み方で大切なことは4つあります。(記述がメインだが、マークでも重要)
- 筆者が人間ということの前提意識
- 筆者の主張を明確に判断すること
- 設問者の存在の認識と善意ある作問
- 文章化された答案の記述
順を追って説明します。
まず1ですが、愚問ですみません笑。しかし、大前提にこのことがあると認識して初めて、2の内容へと繋がります。
我々は意見を述べる時、段階を踏んで意見を述べます。話は逸れますが、日本語というのは、後ろに行けば行くほど主張を述べますが、英語では先に主張します。英作文なんかでは意識するポイントです。つまり、評論文においての主張というのは大抵文の最後にあります。また、我々は、具体例を用いることで主張したい内容をより相手に伝えやすくします。
ここまでは、現実社会での話。
では、評論文ではどうなんでしょう?まぁ、大抵基本的には同じです。考えてみれば、筆者も日本人ですしね。このことを意識すると、文章をただ字面のみ追う解き方は、ナンセンスということになります。もちろん、頭の中で筆者の主張を想像してはダメです。なぜなら、筆者は既に、本文に自身の主張の根拠をちりばめているわけですから。具体例って大事なんです。だから、筆者の主張を明確な根拠をもって判断しなければなりません。
これらが、1と2の説明です。
次に3です。筆者はあくまで筆者なので、設問を作っている人と区別されます。では、設問者はなぜそこに傍線やら破線をひくのでしょうか?これは、上江洲さんが個別指導でよく私に投げかけていた質問でした。「受験生への嫌がらせ?」それとも「適当に?」・・・。このことって普段まったく意識しないことだから、私は頭抱えてばっかりでした笑。もちろん、設問者のみが知る答えなんですが、きっと「善意」があってこその、受験生への投げかけであると捉えるべきでしょうと教えてもらいました。
「ここまでの文の中での筆者の主張を、受験生の諸君は分かっているかな?」的なね。
もしそうであると仮定した時、ただ傍線部付近の文字を埋めているだけの受験生は、
本当に筆者の主張を理解していると読み取れますかね?私なら、「そんな子は読めていない」という烙印を押しますね。(偉そうにごめんね。でも、もう受験生卒業したから偉そうにさせて笑笑)でもまぁ、文字埋めるだけで答えと捉える大学もあるかもしれませんがね。
つまり私が言いたいことは、設問者はもちろん何かしらの意図があるからそこに傍線部を引くのであり、少なからず、本文理解へのアプローチということです。
次に4です。これは、まぁ見落としてますね。自分の解答をまじまじと見ることありませんしね。でも、一応、記述の解答ということは、受験生の国語力(どちらかというと、文章作成力?)を見てます。これは、特に何か対策とかはないですが、一回書いた自分の解答をもう一度読み直すということをしてみてもいいと思います。主語と述語の関係とか、接続詞とか、あと誤字脱字。とりあえず、日本語として成立する解答をしないと、たとえどんなに要素を捉えていても、一発でアウトです。
以上が、私が神大入試本番まで気をつけていたことです。一応、先に伝えておきますが、私は、国語大の苦手でした恥笑 上江洲さんに感謝です。でも、受験生でここまでのこと意識してる人いないと思います。(と信じたいです)特に理系の方。
ちょっと脱線します。理系志望の方って、基本国語勉強してないと思います笑。現に私も高3になる前まで理系でしたのでちょっとだけ分かります笑 理系の端くれです笑。でも、理系「だからこそ」国語大切ですよ!!受験で考えた時、理系で国語強い人は本当につよいです。
例えば、センター試験で、理系なのに国語8割取れたら、もう最強です。私の周りの友人(ごめん!!勝手に話して笑)は、理系科目完璧でも国語で苦労してる人大勢いました。
しかも、それ、現代文分野でつまづく人が多かったです。古漢は記憶力とかみたいな感じだけど、現代文は暗記することほぼないですから。(そういう私も国語は現代文全然出来ませんでした。)ここで国語出来たら、理系の人は他を圧倒できます!!
そして、二次試験。理系の方でも、ある一定の大学になると国語入ってきます。もし、これを読んでいる理系の方で、二次試験に国語あるからと、上のレベルを諦めている人いるなら、もう少し考え直して欲しいです。だって、国語(特に現代文)は、筆者の意見をきちんと抑えるということを怠らなければ、絶対他の受験生に負けないし、逆に、理系科目が多少苦手でも(どの程度かは分かりませんが)国語でカバーできたらマジ勝者です!!東大京大目指して!(誰目線???)
すみません脱線しまくって。最後に、答案用紙が一種の面接シートということを伝えたいです。
これは、国語はもちろんのこと、実は他の科目でも言えることです。医学部系を除いて、大学入試は面接がありません。まぁ嬉しいことですが、しかし、ただの試験だけで合格不合格決まるの嫌じゃないですか?私は少なからず嫌です。だって、自分の志望校への熱意を伝えたいもん笑。
そこで登場 解答用紙です!!国語だったら、「俺という受験生は、こんなにも筆者の主張が読めるし、しかも、設問者の意図も分かります!そして、美しすぎる日本語能力!!こんな生徒欲しくない!?!?」ってアピールできますね笑。
数学も、「こんなに論理立てて数学を記述できて、しかも簡潔にものも言える。」とね。
英語だって、「英語長文の理解力ぱなくない!?しかも、英作文なんか、まじネイティブだろ!?」とまぁこんな感じ笑。
とりあえず、センター試験は違いますが、二次試験というのは、自分をアピールする披露宴的なものだと私は思います。もちろん、答えが当たっていること大大大前提ですよ!
現代文のことのみのはずが脱線しまくってすみませんでした。ただ、受験というのは、辛いことです。それをいかに自分で楽に楽にリラックス出来るかがカギです。
ちょっと冷たいけど、逃げてもいいんだからね?では、これからも頑張ってください。